ミカン農家おしかけ騒動5 完結編

昔の自転車日本一周

2013年10月12~14日 自転車日本一周の旅 ~28日目

ミカン農家Y家へのおしかけ騒動が勃発したホームステイも、Y家の懐の深さによって少しずつ肩身の狭さは解消されていった。

5日目には同い年の長女Kが同級生を集めて飲み会を開いてくれた。
肩身の狭そうな私を気遣ってくれての事だった。

その際に、初日に迎えに来てもらった車中で母ちゃんから「ホームステイの話をしたら家族に猛非難を浴びた」と聞かされて私は青ざめ、怯えながら家に入ったのだとKに話した。

するとKが、「それは将軍サマが悪い」と言った。
(Kは家長である母ちゃんの絶対的な存在ゆえに、家の外では母親の事を「ウチの将軍サマ」と呼んでいた)

「私はホームステイに反対したんじゃなくて、なんで相談の一つも無いの?ってその事を言っただけ。それをこれからウチに来るタイミングであっくん(私のこと)に言ったのは将軍サマが悪い」

それでもやはり今回の騒動は、空気を読まず無理なお願いした私が原因である。
だが率直に申し上げて、私はKの男気に感動した。
私はこういった気遣いなどにより、少しずつY家でおじゃま虫感をほぐす事ができたのだ。

私はさらに収穫作業に没頭した。
Y家の農場は山の斜面の色々な場所に分散しており、場所ごとに様々な品種のミカンを栽培しているらしかった。

段々畑にも様々あり、土を削っただけのものもあれば、石垣が組まれているものもある。
それぞれに山から見える景色が違って、どの場所も絵に描いたような雰囲気でとても好きになっていた。

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7日間のホームステイが終わった8日目の朝、Y家のみなさんに見守られ庭先で自転車に荷物を付けている時だった。

将軍サマが「イケメンは何しててもイケメンでぇ~」と言った。
最初の出会いから発言が一貫しているブレない将軍サマである。

ミカン農家おしかけ騒動 完

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