京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人、柴田 明。現在34歳。
父は職人歴50年のガンコ者。絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。

いきあたりばったりの感じ

北海道少女自転車旅行記4

千歳市から喜茂別町の宿まで自転車で向かうべく、リサイクルショップで3,300円の赤い少女自転車を入手した。 しかし予想外の体の痛みと恥ずかしさに苦しむ。 札幌市立大学前のバス停で大挙していた若者たちの前はどうにかやり過ごした。 その後、夜の...

北海道少女自転車旅行記3

千歳市から喜茂別町の宿まで自転車で向かうべく、リサイクルショップで3,300円の赤い少女自転車を入手した。 一度きりの伝説を作るべく漕ぎ出したが、膝がハンドルに当たるほどにフレームが小さい。 サドルを限界まで上げてみたものの効果は薄かった...

北海道少女自転車旅行記2

北海道・新千歳空港から喜茂別の宿まで向かうため、リサイクルショップで自転車を手に入れる事にした。 お寿司屋さんのワンコインランチを優雅に食した後、その近くのリサイクルショップへと歩き出す。 1kmほど歩いて到着したのは大きくて小綺麗な外観で...

北海道少女自転車旅行記1

2022年6月に恒例の北海道旅行に行ってきた。 毎年、春か秋のどちらか、もしくはどちらも北海道の喜茂別に行く。 喜茂別から帰ってきて半年も経てば、また行きたくてなんだかソワソワしてくる。 9ヶ月も経過した頃には仕事が手につかなくなってくる。...

トマトサイクリング

夏の恒例行事は花火大会やお祭りの出店でイカ焼きを食べる事だけではない。 それらに並ぶビッグイベントの一つに、トマトサイクリングがある。 それは、自宅から30kmばかし離れた畑や田んぼが広がる田舎町で地元産のトマトを食べるというものであ...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part6

2011年3月 貨物船みたいなフェリーで屋久島を出た。 屋久島生活はまだ序章であった。 旅の一番の目的は、新月の夜に種子島で星空を見ることであった。 というのも、新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』の舞台とな...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part5

2011年3月 屋久島に上陸して4日目。 休養日を挟んで、本日は再び登山。 目指すは太忠岳。 この山には宇宙人の仕業とも噂されるオカルトめいたものがある。 山頂に40メートルという巨大な長方形の岩が突き刺さるようにそそり立っているの...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part4

2011年2月 屋久島に上陸して3日目。 前日は縄文杉を見るために登山をしていたので、本日は休養日。 雨が多いと言われる屋久島での晴れを利用して、島内のツーリングへ。 一周で約100kmほどなので、半日ほどかけての...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part3

2011年2月 屋久島に上陸した翌日の早朝5時半。 まだ明るくなる気配もない冬の朝である。 キャンプ場からバイクで登山口へと向かった。 もののけ姫の森を通ってからトロッコ道に合流して縄文杉にたどり着くコースである。 乗り合いバス...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part2

2011年2月 京都から下道を3日間走り続けてたどり着いた鹿児島港。 フェリーであこがれの屋久島へと上陸する。 お昼前に到着したあこがれの地は、冬の曇り空で寒々としていた。 屋久島は、「ひと月に35日雨が降る。」と言われるほどに雨が多...