2013年9月23~24日 自転車日本一周の旅 6~7日目
尾道で観光を楽しんだ翌日、しまなみ海道から四国に向かう。
同じゲストハウスに泊まった人がレンタサイクルで四国に渡るというので一緒に走ることになった。
最初の島へはフェリーで向かう。
橋を渡るためには、まずウネウネと山道を登る。
橋を渡ったら山を下って次の島を走る。
橋が現れるたびに坂を登る、橋を渡る、また下る、というのを合計7回くり返す。
疲れて次第にウンザリしてくる人も少なくないそうだが、二人で話しながらのんびり走っているとまぁ楽しかった。
サイクリングロードもよく整備されていて走りやすい。
しまなみ海道を渡り終え、同行者とは今治駅でお別れ。
私は野宿場所を求めて新居浜市に向かい、道の駅でテントを張って就寝。
翌朝、時計回りで四国一周を始める。
四国中央市をしばらく走ると、田舎の風景が工業地帯に変わる。
この工業地帯は、大学生の頃にバイクで来た事がある。
その時は深夜に寝床を求めていたのだが、夜は圧倒されるほどの迫力だった。
海岸一帯を埋め尽くす大迫力の工場や煙突群に加え、巨大な船舶が青白い光に寒々しく照らし出され海に浮かんでいた。
深夜の静けさの中で佇むそれらはとても不気味で、それはそれは恐ろしかった。
工業地帯を走り抜けると、いつの間にか香川県に入っていた。
有明海岸で夕陽に向かって石を投げる青春中学生トリオを眺めてから温泉に入り、キャンプ場にテントを張る。
つづく
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