うどん県のラーメンと名言

昔の自転車日本一周

2013年9月25日 自転車日本一周の旅 8日目

うどん県、香川のキャンプ場で起床。

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三豊市から多度津町にかけて遠浅の海を見ながらのんびりペダルを漕ぐ。

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この日の昼食は「上海軒の中華そばと焼き飯」と決まっていた。

勤めていた会社の同業他社の先輩、Kさんが香川出身でオススメしてくれた店である。
(うどん屋さんも教えてもらったけど、一番のオススメは上海軒だった。)

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昼過ぎに到着し、中華そばと焼き飯を注文する。

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透きとおったスープをすすると、風味豊かな出汁のなかに磯の香りを感じる。
海の旨みとともに極細麺がスルスルと喉を通る。10年前ながら、これが1杯400円だという驚き。

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チャーハンも同様に油っぽさのないサッパリ味だが物足りなさは感じない。

炭水化物の重ね食べでありながら、なにか健康的なものを食べたとすら思わせる繊細な味わいであった。

店をオススメしてくれたKさんに「おいしかったです」と写真を添えて連絡すると、なにか名言めいた返信があったはずだ。

というのもこの先輩は ”名言メーカー” を名乗っており、食事に行くと事あるごとに名言を吐く。
LINEでも名言風に返事が送られてくる。

つまり会話の中にいつも名言が織り交ぜられる。
名言で会話をしていると言ってもいい。
だが、素晴らしい名言も数が多いと憶えられなくなってくる。
ある時、私が律儀に名言をメモに取ろうとしたら、「アキラよ、メモを取る必要はない。なぜなら必要な名言というものは、必要な時に思い出されるからだ。」といってまた一つ名言を増やした。

だが、10年経った今となって憶えているのは、「名言は必要な時に思い出されるからメモを取る必要はない。」という名言だけで、肝心の実用的な名言が一つくらいしか思い出せない。

もしかするとまだ必要な時が来ていないだけかもしれないが。
やはり一つか二つはメモを取っておいた方がよかったか。

と考えているうちにもう一つ思い出したが、キリがないので名言のことは割愛する。

夕暮れ時、一軒のうどん屋の前を通りかかった。
通り過ぎたあとで、「やっぱりうどんも食べておこうかな」と思って引き返した。
昼も夜も外食というのは滅多にない贅沢である。

ぱっとしない外観で客もほとんど入っていない様子だったが、そこはやはりうどん県。むしろ期待値が高くないぶん、食べた時に衝撃を受けるかもしれないから備えが必要であろう。

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ここで食べたうどんがあまりにも普通のうどんで、なんなら京都にもある”さぬきうどん”を名乗るチェーン店の方が美味しいと思うくらいだった。
うどん県のうどん屋はすべて美味いと思うなかれ。

つづく

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