2011年2月
京都から下道を3日間走り続けてたどり着いた鹿児島港。
フェリーであこがれの屋久島へと上陸する。
お昼前に到着したあこがれの地は、冬の曇り空で寒々としていた。
屋久島は、「ひと月に35日雨が降る。」と言われるほどに雨が多いらしいのでそのせいだろう。
明日の登山に備えて、今日はのんびり過ごしながら準備をすべし。
まずはキャンプ場でテントを立てて寝転んでみる。
相変わらず、狭い。
膝を折り曲げないと寝られない1000円のオモチャテントをまだ使い続けていた。
屋久島に来た若者たちがキャーキャーと集うゲストハウスがあるとは聞いていたが、そんなところには興味はなかった。
旅に出会いを求めていない。
ただ一人でさすらいたかっただけなのだ、
そんな振り切った男は、黙って一人キャンプ場である。
明日は早い。
つづく。
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