いろいろ振り切っていた22歳、冬 part1

2011年2月
当時22歳

大学の卒業式まであと少しという頃、就職を控えて持て余していたヒマで屋久島へ行くことにした。

移動はバイク。
ツーリングあり、キャンプあり、登山ありのよくばりプランである。

まずは下道で京都から鹿児島県まで向かう。

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意気揚々と出発したものの、2月末は寒さと花粉のダブルパンチで苦しかった。

帽子みたいなヘルメットを被っていたので、バイクで走りながら大気中の花粉を顔面で集めとっているようなもの。

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広島、福岡に泊まり、3日目の夜にたどり着いた鹿児島港近くの漫画喫茶で異常があらわれた。

眠りに落ちてまだほどなくという頃である。

まどろみの中で猛烈な眼球の熱さを感じた。

それは痛みを伴うほどの熱さで、両手で目を押さえながらしばしのたうち回っていた。

それもなかなか治まらずまどろみながらのたうっていたのだが、気づかないうちに眠っていたようだ。

目が無くなるのではないかと心配になったが、朝になるとすっかり痛みは引いていた。
それ以降、毎年ズビズビだった花粉症の症状がかなり和らいだ。

荒療治的なやつだろうか。
アレルギー症状を振り切ったその先を見た。

ともかくその日の朝、憧れの屋久島に上陸することができた。

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つづく

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