2013年9月22日 自転車日本一周の旅 4~5日目
4日目は岡山県瀬戸内市から出発。
倉敷などを観光して広島県福山市の道の駅に着いたのは真っ暗になってからだった。
安心して野宿できそうな場所を求め夜になってから山を越えたので、一日の走行距離は150㎞になっていた。
まだまだ体が慣れていないため、翌朝になっても足の疲労感が抜けていない。
30㎞ほど走れば尾道に着くようので、この日は休養もかねて宿をとり観光する事にした。
早朝にテントを撤収して出発。
朝8時前には尾道に到着した。
しばらく時間をつぶしてから、調べておいたゲストハウスに宿泊予約の電話をかける。ゆっくり観光したいので、先に荷物を置かせてもらいたい旨を伝えて許可をもらう。
ゲストハウスは入り組んだ町にあるので迷う人が多いらしく、通常ならオーナーのおばちゃんと駅で待ち合わせて一緒に行くらしい。
しかしオーナーは昼過ぎまで仕事で出られないとの事で、電話口で道順の詳細を教えてもらった。
まずはお寺の門の前まで行き、
左に折れて、
道なりに進み、
進み、
現れる階段を登る。
と、おばちゃんは言っていたが、階段は大小合わせて4つに分かれていた。
「どの階段や!」
オーナーが駅まで毎回迎えに来てくれるわけだ。これが尾道かとワクワクしてくる。
迷路のように入り組んだ路地からは濃い生活感が漂い、観光地を気取った所があまり感じられない。
この狭くて急斜面の多い路地を、スクーターに乗ったオジサンが縫うように駆けていくのもまたいい。
ちなみにゲストハウスは一番右手の階段を登ってすぐだった。
生活感あふれる尾道の古民家に泊まれるゲストハウス、一泊1500円。
現在も営業しているのかはわからない。
荷物を置いたら、まずは展望台へ向かう。
道は頻繁に折れ曲がって幅もかなり狭いので、「この坂を登れば、、、この階段を登れば、、、この角を曲がれば」と、次に現れる景色が楽しみでいつまでも歩いていられる。
展望台でもらったパンフレットによると、坂の一帯に点在するお寺を路地づたいに(線路と山の間はほとんど路地だけれど)散策するのが定番の楽しみ方のようだ。
展望台から降りてまた坂の町を散策する。
散策が楽しいとはいえ、3時間近くも歩くとさすがに疲れる。
そこにお好み焼きの暖簾が現れるのもまた尾道。
つづく
コメント