和室の漆喰塗り

田舎暮らし

2021年2月。
和室の床修理が完了したので次は壁の修繕。

さわるとポロポロ落ちてくる砂壁でところどころシミが浮いててきちゃない。
そして暗い。
やはりシンプルに明るく白で仕上げましょうという事で砂壁の上から漆喰を塗り重ねる。

ちなみに漆喰を塗るのは今回が初めて。
とにかく水で練って塗ればいいんでしょうと、20㎏入り袋を2つ購入。

壁と接している柱や床を養生したら砂壁を霧吹きで濡らして漆喰で塗り始める。
左官屋さんがコテの反対側の手に持ってるお盆みたいなやつの上ではペースト状でよく伸びる。
だが砂壁に触れた途端、テコでも動かないぞという強固な意志を感じさせるほどに動かなくなる。

どうやら砂壁が漆喰の水分を吸収してしまう事で、ねっとりしたペースト状だった漆喰が瞬時に油粘土のように硬くなってしまうようだ。
漆喰などの塗料を壁に塗り重ねる際は、シーラーなどの下地材をあらかじめ塗っておく必要があったと気づいても後の祭り。

後戻りするのが面倒で、まったく伸びない漆喰を2日間にわたって塗り続ける。
2日目は深夜2時頃まで作業をしてやり遂げた。

疲弊しきって小屋で眠った翌朝。
壁はデコボコで黄色いまだら模様に仕上がっていて絶望した。
(写真では白く見えますが。)

シーラーを塗らなかったことのマズイ点は漆喰の水分が奪われるだけでなく、砂壁のアクを漆喰が吸ってしまって表面が黄色くなってしまうのだ。
しばらくは絶望的な気分で作業する気にならなかったけれど、数日後にちゃんとシーラーを塗ってから漆喰を塗りなおした。

やはり白はいい。

床下を修理して合板を置いたままだったので、上から木目調のジョイントマットを敷いた。

なんだかお寺の部屋みたいになってしまったけど、床と壁を変えるだけでかなり印象が変わった。
ビフォー↓

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