京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人、柴田 明。現在34歳。
父は職人歴50年のガンコ者。絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。

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職人、保育士を目指す その7

いよいよ保育士資格取得のための二次試験(実技)の日がやってきた。 朝8時半に試験会場となる京都の某女子大学にて当日の流れの説明を受ける。 配られたスケジュール表によると私は、9時半頃に言語表現の試験開始予定となっていた。 その後、11時...
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職人、保育士を目指す その6

一次試験である筆記の結果通知が届いた。 「実技試験受験票」と表に記載されていたので、中を開くよりも先に一次を通過していた事がわかった。 事前に選択していた「言語表現」と「音楽表現」の2つの実技試験を通過すれば保育士資格が得られる。 言...
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職人、保育士を目指す その5

4月末に保育士試験の1次が終わり、自己採点では合格ラインを越えていたので2次試験まで一休み。 そして私は4月の新年度から、それまで勤務していた2〜3歳児の保育補助には入っていない。 今はホームページの運営管理や、外部発信などの取り組みに向...
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職人、保育士を目指す その4

保育士試験の当日は雨だった。 キラキラした笑顔で「ちばたちぇんちぇー!」と言ってくれる子ども達に胸を張って会うためにも頑張らねばなるまい。 試験対策については、保育の仕事に誘ってくれた友人も問題丸暗記力について太鼓判を押してくれていたが、...
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職人、保育士を目指す その3

きちんと保育士資格を取り、気持ち的にもしっかりと「ちばたちぇんちぇー(柴田先生)」になろうと思ったのが、保育士試験の2週間前であった。 9科目ある筆記試験のうちの7科目は前回の受験で合格しているので、残すは「保育の心理学」と「子ども家庭福...
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職人、保育士を目指す その2

伝統工芸の仕事をするかたわら、友人の誘いで2020年の9月から週一回だけ保育補助をする事になった。 10月に筆記の保育士試験を受けて、結果は9科目のうち7科目が合格であったため、残すは2科目。 それからも週一回の勤務は続く。 まったく...
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職人、保育士を目指す

2021年4月 保育士資格試験の2週間前。 あらゆる仕事を放り投げて保育士の資格をとるべく試験勉強の追い込みに専念していた。 というか2週間前になってようやく焦りだして追い込まれていたという方が正しい。 「あんた伝統工芸の職人じゃなか...

トマトサイクリング

夏の恒例行事は花火大会やお祭りの出店でイカ焼きを食べる事だけではない。 それらに並ぶビッグイベントの一つに、トマトサイクリングがある。 それは、自宅から30kmばかし離れた畑や田んぼが広がる田舎町で地元産のトマトを食べるというものであ...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part6

2011年3月 貨物船みたいなフェリーで屋久島を出た。 屋久島生活はまだ序章であった。 旅の一番の目的は、新月の夜に種子島で星空を見ることであった。 というのも、新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』の舞台とな...

いろいろ振り切っていた22歳、冬 part5

2011年3月 屋久島に上陸して4日目。 休養日を挟んで、本日は再び登山。 目指すは太忠岳。 この山には宇宙人の仕業とも噂されるオカルトめいたものがある。 山頂に40メートルという巨大な長方形の岩が突き刺さるようにそそり立っているの...